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ホワイト・プラネット
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初めて、お台場の「シネマメディアージュ」へ行ってきた。
公開前からずっと気になっていた映画を観てききたんですよ。
ホワイト・プラネット
白い惑星…白い星…


---数十年後、この景色はもう見られないかもしれない。


この言葉で始まる。

白熊の親子がとても愛らしい。
北極には沢山の動物、植物、生物が生息していることを知った。
白熊やアザラシだけではない。
北極圏を大移動するカリブーの群れ。
それは過酷な過酷な大移動をし、それは生後直後のカリブーでさえも直ぐに群れに加わって走らなければならない。
走りにくい崖や大人のカリブーでさえ頭しか出ないような深く急流の河でさえも渡っていく。

人間の言葉は極々最小限のナレーションのみで、映像の邪魔にならないBMGがいい。
緊張感や躍動感を盛り上げてくれる。
主役は映像に映る動物達。


地球の温暖化により過去30年間で
・フランス面積の2倍もの氷棚が消滅。
・北極海の開氷面が拡大し、海氷面積が日本領土の4倍半も減少。
 これにより反射された太陽エネルギーが拡大された海水面に吸収され、海水温度が上昇して更に海氷を減少させてしまう。

今世紀中には平均気温が7~10度上がると予測されているという。
人の生活が便利になっていく程に、彼らの住みかは奪われて行ってしまうのかもしれない。


ラストシーン。
完全に氷きっていない氷原を海に落ちながらも氷によじ登り、それを繰り返しながら走っていく、親元を巣立つ子クマ。

数十年後、冬になっても氷原が出来ず住みか奪われた彼らの姿のような気がして、涙が出た。
環境問題が取り立たされる今、沢山の人にこの映画を観て欲しい。
北極がなくなってからでは遅すぎるから…。

近々、2回目の鑑賞に行ってこようと思います。
ここ数年、環境問題にとても興味を持っている私にはとても考えさせられる映画でした。


【ホワイト・プラネット】オフィシャルHP
by kirituma0518 | 2006-07-07 23:38 | おでかけ
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