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ペット斎場のこと
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ハルちゃん Forever!!

なかなかペット斎場の記事を書かれる方が少ないので、もしもの事があった時の為の参考になればと、ハルタに経験させてもらった初めてのペット斎場について書かせてもらおうと思います。
これは我が家の場合のお話しなので火葬を推奨するものでも、プランター葬を否定するものでもありません。
ひとつの選択肢だと思ってお読み下さると嬉しいです。

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ミチル達をお迎えした当初から、この子たちにもしもの事があったら斎場で火葬にしようと考えていました。
ですが4年半前に優羽が旅立った時は、火葬に踏み切れずより迷った結果、プランター埋葬にしました。

そして今回のハルタ。
遺体をどうしようか考えた時、火葬にしようとすんなり決断できました。
斎場探しでは格安の市営ペット用火葬場もあったのですが(1万円位)、なんとなく違うなぁ…と思い、口コミサイトなども参考にして価格も納得出来た「せたがやペット斎場」に決めました。

私が話せる状態ではなかったので、午前10時頃に主人が電話で当日の一番遅い時間での予約をお願いすると、19時と20時が空いているとのことでした。
19時に予約を入れました。
主人曰く、電話の対応はとても良心的だったそうです。
家を出るまで7時間以上あったので自宅でゆっくりお別れをしました。

斎場へは小さくて綺麗なお菓子の箱に、粟穂と大好きなオーツ麦などを入れて、その上にハルちゃんを寝かせて出掛けました。
途中でお花を買って斎場でハルちゃんの回りに飾りました。

せたがやペット斎場」は駒沢大学駅から徒歩10分弱の閑静な住宅街の中、感応寺境内にありました。
受付が良くわからず電話で到着した旨を伝えると担当の方が待合室まで案内して下さり、先にお別れされいるペットちゃんがいらっしゃるそうで(猫ちゃんですって)、時間になったら声を掛けて下さるとのこと。

待っている間に買ってきたお花をハルちゃんの周りに飾って、翌日に予約していたハルちゃんの病院の予約を取り消す為に病院へ電話をしました。
受付でハルタが亡くなった旨を伝え予約をキャンセルして欲しいとお願いした所、担当の先生に取り次いで下さり、先生にはとてもお世話になりましたと沢山感謝を伝えました。
先生は大変残念がってお力になれなくて…と言って下さいましたが、私の我儘やハルちゃんに優しく献身的に治療に取り組んで下さったので、私とハルちゃんにはとても心強い味方でした。

電話を切った後、予約時間になった19時頃に担当者が迎えに来てくれ、斎場へと案内されました。
斎場は人間の斎場を小さくした感じでほぼイメージは同じでした。
担当者の説明も人間同様かそれ以上のきめ細かい説明と飼い主への配慮が感じられました。
セキセイインコは極小動物扱いになるそうです。
燃えない素材の白い脱脂綿のような素材の上にハルタだけを乗せます。
ご飯やお花などは脱脂綿のような素材の周りに並べるよう指示されました。
極小動物の場合、残る遺骨も小さく少ないので、ご飯やお花などを遺体の周りに置くと、燃えた灰が遺骨を覆ってしまって、遺骨が取り難くなってしまうそうです。
私は箱のまま燃やすものとばかり思っていたので、
「ハルちゃん、出たり入ったりごめんね~」と笑いながらハルちゃんを箱から出して、白い生地の上に寝かせて、周りには「沢山食べるんだよー」とご飯を並べて、その上にお花を飾りました。
もし次来ることがあれば(ずっと先を希望しますが)ご飯は別袋でお花と遺体だけ箱に入れて行こうかと思います。
準備が整うと担当者は部屋を出て、最期のお別れの時間を設けて下さります。
納得したお別れが済んだら外で待機している担当者に声を掛け、火葬に入ります。
扉が閉まる瞬間、やっぱりもう一度!とハルちゃんを撫でさせてもらいました。
主人も撫でて、白いふわふわの可愛い現世のハルちゃんの姿とお別れしました。


火葬の時間は実際30分もないようです。
経験豊富な斎場だとは分かっていましたが、私も
「本当に小さくて23gしかありません」と念を押してしまいました。
火葬中は待合室に案内されて、実際遺骨が冷える時間も含めて30分くらいの待ち時間でした。

遺骨は本当に小さくて細かったです。
それでも私の印象としてはシード食のハルちゃんにしては綺麗にしっかり骨が残ってる!と驚きました。
「これが爪ですね」など人間のように骨の部分の説明もして下さりました。
痩せてしまってゴツゴツしていた竜骨も綺麗に残っていました。
驚いたのは頭がい骨が綺麗にまるっと残っていたことです。
こんなに綺麗に残るのは珍しいと言ってもらい、うっすら細かいひびの入った頭がい骨を最後にそっと骨壺に入れました。
遺骨は人間の時と同じようにお箸で二人一緒に掴むのですが、流石に細すぎる骨なので最初だけ一緒に拾って骨壺に入れた後は、それぞれ一人づつ入れていきました。
骨壺は極小動物用に小さいサイズではありますが、ハルちゃんはその骨壺でさせも大きすぎるくらいで1/3程度でした。
ある程度箸で掴める骨を拾った後、細かい破片に関しては担当者がブラシで丁寧に残らず骨壺に納めて下さいました。
骨壺袋は金と銀の2色あり、ハルちゃんイメージの銀色に入れてもらいました。

最後に会計。
私たちは個別火葬で遺骨を自分たちで拾い、遺骨は持ち帰りました。
骨壺など全てプランに含まれていて18,360円でした。
落ち着いた頃にWEBもしくは郵送で画像登録をするとサービスでメモリアルフォトを作って下さるそうです。(プラン料金内のサービスなので無料)

これで斎場での流れは終わりです。
「お世話になりました」とお礼して、兄たん姉たんが待つ我が家にハルちゃんと帰りました。

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きりりハルちゃん

斎場は猫の里親探しをしていて、野良猫保護をされていました。
丁度ご飯の時間でスーツ姿の男性職員が境内でご飯をあげていたのですが、猫ちゃん全員笑っちゃうくらいに、まるっまるっのふっくふっくに肥えておりました(笑)

今、ハルちゃんの遺骨お花と一緒にハルちゃんのケージに入っています。
優羽の時に簡単な祭壇しか作っていなかったので、ハルちゃんの四十九日までにこれからのことも考えてちゃんとした祭壇を作ってあげようと思います。

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ここにご飯とお水もお供えしています。

それから「せたがやペット斎場」では春と秋に「動物供養祭」が行われるそうで、ちょうど来月29日に「春の動物供養祭」が行われるとのこと。
ハルちゃんの四十九日が4月3日なので動物供養祭でお経をあげてもらってこようと思います。
3000円で塔婆にペットの名前を書いて法要中に読み上げて下さるそうです。

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姉たんはしつこい…

今回ハルちゃんの遺骨を持ち帰りましたが、後々納骨することは可能なので(別途納骨料金がかかります)、悲しみで落ち込んでいる時に慌て決断を迫られないのが助かります。

ハルちゃんの遺骨を見て納得したことと、初七日を終えたこともあり、私自身だいぶ落ち着いてきました。
勿論、ケージを片付けて方がもっと気持ちの整理が付くのを分かっていながら、ケージはそのままなので、ケージに「ハルちゃーん」と話かけては主がい無い事に淋しく悲しくなりますが、号泣したりすることはなくなりました。
亡くなった時の状況も違いますが優羽の時はしばらく立ち直れませんでした。

優羽の後もこれからも十姉妹はプレンター葬ですし、もしかしたらインコズの中でプランター葬になる子もいるかもしれません。
ただ今の心境としてはこれからも「せたがやペット斎場」にお世話になろうかなと考えています。

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ハルちゃんが逝ってから急にチャッピーとミチルがカゴで遊んでいます。

少しでも皆様の今後の参考になれば…と思いますが、できれば皆様の小鳥さん、ペットさんはこんな記事を読んだ事を忘れるくらい、まだまだ長生きして欲しいです。

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お花とご飯に囲まれたハルちゃん※亡骸ですので閲覧注意です
# by kirituma0518 | 2015-02-23 14:57 | ハルタ(ジャンボセキセイ)